壁、どう考える?
税金はどうしても「ただ引かれているだけ……」という感覚になってしまいがちです。
しかし、社会保険については、勤務先の社会保険に加入して健康保険料を支払うことで、けがや病気で一定期間休んだときに傷病手当金、出産で休んだ場合には出産手当金をもらうことができ、厚生年金に加入することで将来もらえる年金額も増えることになります。
本当はもっと稼ぎたいけど、勤務時間や手取り、配偶者の税金といった「壁」の存在を考えて、働く時間を減らしているという声をよく聞きます。
最低賃金は上がっているものの物価も上がり、出ていくお金が増えているなかで収入を自分で調整しなければならない状況では、この「壁」が今の時代に妥当なものなのか、検討が必要ですね。
「103万円の壁」の議論がどうなるか、ほかの「壁」にも動きはあるのか、ニュースをチェックしておきましょう。
(横川楓)