素顔はズボラで不器用
「堀田さんの出世作として、主人公の妹役を演じた17~18年放送のNHK連続テレビ小説『わろてんか』と、20~22年に花嫁姿で出演した『ゼクシィ』のCMが挙げられます。さらに、今年は主演映画『バカ塗りの娘』(23年公開)で『第45回ヨコハマ映画祭』最優秀新人賞を獲得し、『エランドール賞』新人賞(TVガイド賞)も受賞。映画界で演技が認められたことにより、これからますますの活躍が期待されます」(前出の編集者)
「第45回ヨコハマ映画祭」の表彰式では「本当に私自身はお芝居が大好きなので」と語り、「大きな目標は作らずに、目の前にあることを1個1個丁寧にやっていけたらいいかな、というふうに思います」と落ち着いた様子で話した堀田。こうした公の場での落ち着いたコメントやバラエティー番組での上品な立ち居振る舞いから、器用で知的な印象を強く受けるが、本人いわく「(世間が抱くイメージは)まったく似合わずで、ズボラ」「不器用で、折り紙は“鶴”も折れない(笑)」という。
「器用そうになんでもこなす堀田さんですが、実はかなりの努力家です。青森で津軽塗職人を目指す主人公を演じた『バカ塗りの娘』の撮影中は、自身を青森になじませようと、“撮休”の日も都内に戻らず青森で過ごしていたことから、監督に『もっとぼんやりと生きてください』とツッコまれたとか。また、『アンチヒーロー』では完ぺき主義の弁護士を演じるため、専門用語の多いセリフを何度も何度も練習し、自身に『1日に何回しか間違えてはいけない』という厳しいルールを課していたそうです」(同)