乗り換え6ステップ
さて、NISA口座の乗り換え手続きについて6ステップで解説していこう。
すべてをウェブで完結できるのが楽天証券、他社から自社への乗り換えはウェブで完結できるのがSBI証券。マネックス証券、松井証券、auカブコム証券は紙の書類の郵送が必要だ。
●ステップ1…変更前の金融機関から「金融商品取引業者等変更届出書」を取り寄せる。
●ステップ2…必要事項を記入して(印字されている項目もある)返送。SBI証券と楽天証券、auカブコム証券はステップ1、2の手続きをウェブで完了できる。
●ステップ3…変更前の金融機関から「勘定廃止通知書」をもらう。主要ネット証券5社の中で楽天証券だけは「勘定廃止通知」がPDFで送られてくる形(郵送なし)。残り4社は郵送で自宅に届く。
●ステップ4…新しい金融機関から「非課税口座開設届出書」を取り寄せる。この書類の取り寄せ依頼はウェブでOKだが、紙の書類が自宅に届くのがマネックス証券、松井証券、auカブコム証券。SBI証券と楽天証券は、次のステップ5までウェブで完結できる。
●ステップ5…変更前の金融機関から受け取った「勘定廃止通知書」と、新しい金融機関から受け取った「非課税口座開設届出書」に本人確認書類(免許証のコピーなど)を添えて、新しい金融機関に郵送する。
●ステップ6…税務署の審査が完了したら、新しい金融機関にNISA口座が開設される。
ステップ1から6までで通常2〜3週間かかる。書類の間違いや記入漏れがあると、やり直しに。2025年のNISA口座の変更は2024年10月1日から受け付けているので、お早めに。
(ここまでの手順のうち「ステップ1(冒頭に掲載)」以外の「ステップ2」~「ステップ6」の図解を次ページに掲載しています)