12月第1週までに手続き

 投信のクレジットカードつみたてをしていて、新しい金融機関でも翌年1月からはじめたいなら、12月第1週までに手続きを終え、新しい金融機関で翌年1月以降のつみたて設定をしておこう。

 なお、2025年から新たな金融機関に変更する場合でも、2024年12月末までは変更前の金融機関での投信つみたてなどは続けられる(2024年12月のつみたてが終わったら、変更前の金融機関のつみたては自動で止まる)。

 つみたてた投信などは、前述した通り、そのまま変更前の金融機関のNISA口座に残る。2つの金融機関に投信を保有しているのは不便と感じる人もいるだろう。

「いったん売却して買い直す」のも嫌な場合は、これまで利用していた変更前の金融機関に「非課税口座内上場株式等の非課税口座から特定口座への移管依頼書」を提出して、それまでのNISA口座の金融商品を課税口座に移す。

 その後、変更後の金融機関の課税口座に投信などの金融商品を移すことになる。金融商品の移管には所定の手数料と時間がかかるうえ、非課税ではなくなる。


取材・文/安住拓哉、中島晶子(AERA編集部)

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編集/綾小路麗香、伊藤忍

AERA Money 2024秋冬号』から抜粋

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