3連休明けは、日本の広い範囲で「きぼう」のある国際宇宙ステーション(ISS)を見られる可能性があります。何時頃、どの方向を見れば良いのか、各地の天気もまとめました。ただ、「きぼう」に出会える時間帯は、グッと冷える時間帯なので、暖かくして、空を見上げてみてください。
3連休明け 「きぼう」を見つけて
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」とは、その中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、1周およそ90分というスピードで、地球の周りを回っていて、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画の撮影もオススメです。光がスーッと動いていく様子をとらえることもできます。
上の図は、5日火曜の「きぼう」が見え始める時刻と最大仰角(最接近)時の方角です。5日火曜は5時32分頃から、観測のチャンスがあります。方角は、札幌・秋田・仙台・東京は南西、金沢は南南西、広島は北北東、福岡は東北東、那覇は北東です。
関東~九州では、観測の目安が「丸」や「二重丸」となっています。ぜひ、早起きして、空を眺めてみてはいかがでしょうか。
気になる天気は?
気になる天気ですが、北海道の太平洋側や東北北部、関東~東海、沖縄では晴れる所が多いでしょう。近畿~九州は、晴れ間もでそうです。
ただ、晴れる所では、5時半頃はグッと冷える時間帯です。更に、北からは、この時期にしては強い寒気が南下するでしょう。空を見上げる時には、しっかり着込むなど、体を冷やさないよう、お気をつけください。