メイン画像
この記事の写真をすべて見る

今日1日(金)は、台風21号周辺の湿った空気や九州南岸にのびる前線の影響で、西日本の広い範囲で雨が降り、土砂降りの雨となっている所もあります。関東にも雨雲が迫っていて、このあと雨の範囲は東へと広がる見込みです。明日2日にかけて、西日本から東日本で季節外れの大雨となる恐れがあるため、土砂災害や河川の増水・氾濫、道路の冠水などに警戒が必要です。

今日1日 昼前後は九州北部に発達した雨雲

画像A

東シナ海から九州南岸にのびる前線の影響で、今日1日(金)の西日本は広い範囲で雨が降っています。昼前後は九州北部を中心に発達した雨雲がかかり、福岡県の早良脇山(福岡市早良区)で1時間に24.5mm(午後0時52分まで)の雨が降るなど土砂降りの雨となった所もありました。

明日2日は低気圧+前線が日本付近を東進

画像B

今日1日(金)正午現在、台風21号は東シナ海を北北東に進んでいます。このあとは2日(土)午前0時までに温帯低気圧に変わる見込みです。温帯低気圧に変わったあとは前線を伴い、日本の南岸付近を足早に東進するでしょう。

雨のエリアは西日本から東日本にも広がり、関東では今日1日の夜から雨が降り始める見込みです。

各地の雨のピークは?

画像C

明日2日(土)は、前線を伴った低気圧が東進するのに伴い、非常に激しい雨や激しい雨の降りやすいエリアも西から東へと移動する見込みです。

【各地の雨のピーク】
九州:朝~昼過ぎ 局地的に非常に激しい雨
中国:昼前~夕方 局地的に激しい雨
四国:昼前~夕方 局地的に非常に激しい雨
近畿:昼過ぎ~夜 局地的に非常に激しい雨
東海:夜 局地的に非常に激しい雨
関東甲信:夕方~夜 局地的に激しい雨

西日本から東日本の広い範囲で、今日1日(金)から明日2日にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。土砂災害や河川の増水・氾濫、道路の冠水に警戒してください。

非常に激しい雨とは

画像D

非常に激しい雨とは、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転には注意が必要です。