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気象庁は今日10日、最新の1か月予報を発表しました。気温は全国的に平年より高い予想で、異例の暑さが続き、本格的な秋の訪れはまだ先となりそうです。東日本や西日本では前線などの影響を受けやすく、すっきりとした秋晴れとなる日は平年と比べ貴重となりそうです。

10月と思えない暑さ続く 西日本では連日「夏日」も

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気象庁は今日(10日)最新の1か月予報を発表しました。
それによりますと、この先、日本付近は暖かい空気に覆われやすいため、気温は全国的に平年より高いでしょう。この先2週間程度は特に高く、東北から九州、沖縄・奄美地方には「高温に関する早期天候情報」も今日発表されました。季節外れの暑さはまだ続き、10月後半に入っても西日本では最高気温が25℃以上の夏日が続く予想です。
朝晩の気温も平年より高い日が続く見通しですが、少しずつ涼しくなり、北日本では空気がヒンヤリとしそうです。一日のうちで気温差が大きくなるため、服装で上手に調節して体調を崩さないよう注意してお過ごしください。

異例の残暑となり、本格的な秋の訪れはまだ先となりそうです。ただ、11月に入ると、平年並みの気温となる予想で、一気に晩秋らしい寒さがやってくるでしょう。今月のうちからコートの準備などは進めておいた方が良さそうです。

関東~九州 降水量は「平年並みか多い」

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天候はこの時期らしく、全国的に数日の周期で変わるでしょう。
ただ、東日本と西日本のそれぞれ太平洋側は、低気圧や前線、湿った空気の影響を受けやすい時期がありそうです。東日本の太平洋側と西日本では、この先1か月の日照時間は平年並みか少なく、降水量は平年並みか多い予想です。そのため、すっきりとした秋晴れは平年よりも貴重となりそうです。晴れる日を活用して、大きいものの洗濯やお出かけの計画を立てると良さそうです。
また、低気圧の発達や前線の活動次第では、まとまった量の雨となる可能性もあります。最新の気象情報を確認するようにしてください。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

紅葉の見ごろは?

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異例の暑さがこの先も続くため、紅葉の見ごろは全国的に遅い傾向です。日本気象協会が今月2日に発表した「紅葉見頃予想」では、紅葉の見ごろは、本州の標高の高い所で10月の後半、多くの所では11月に入ってからになるでしょう。一方、北日本の山地では見ごろを迎えている所があります。
お出かけの際は、最新の気象情報をご確認ください。