先週に多く読まれた記事の「見逃し配信」です。ぜひ御覧ください(この記事は「AERA dot.」で2024年9月30日に配信した内容の再配信です。肩書や情報などは当時のまま)。
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社長になりたい、と大志をいだく高校生のために、社長になるためのルートをいくつか紹介しよう。どの大学を出て、会社ではどのような道のりを歩んだか。その具体的な事例と「社長の出身大学」ランキングをもとに、大学の強みを読み解いていく。発売中のアエラムック「就職力で選ぶ大学2025」(朝日新聞出版)より紹介する。
社長の出身大学ランキング
社長の出身大学のランキング(2023年7月時点)は以下の通り。
社長(全体)
1位:日本大/20,248人
2位:慶應義塾大/10,617人
3位:早稲田大/10,420人
4位:明治大/8,195人
5位:中央大/7,400人
社長(女性)
1位:日本大/480人
2位:慶應義塾大/393人
3位:早稲田大/334人
4位:東京女子医科大/316人
5位:青山学院大/242人
①新卒で入社後、出世して社長になる
東京海上日動火災保険社長の城田宏明(2024年就任)は成蹊大出身。1992年東京海上火災保険に入社、17年に東京海上日動火災保険広報部長、21年営業企画部長、理事を歴任した。三菱商事社長の中西勝也(22年就任)は東京大出身。コロンビア、メキシコ、アメリカ、UAEなど海外勤務が長かった。
味の素社長の藤江太郎(22年就任)も海外駐在が長い。京都大出身でフィリピン味の素、ブラジル味の素社長をつとめた。彼らは生え抜きとして、さまざまな部署で仕事を覚える、知識や技術を磨く、人脈を広げるなどによってキャリアを積み重ねてきた、いわゆる出世コースだ。