ぱやぱやくん最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』より(イラスト:なかきはらあきこ)
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 アメリカの人気大統領の一人、アイゼンハワーは「大事なことはほとんど緊急ではなく、緊急なことはほとんど大事ではない」という有名な言葉を残しました。この言葉を人間関係にも応用できると、Xフォロワー約30万人の元自衛官ぱやぱやくんは語ります。人間関係の「緊急度」と「重要度」を見極め、時間とエネルギーを有効に使うためのヒントを、著者の最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から抜粋・再編集してお届けします。

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 アメリカ歴代大統領で特に人気がある人と言えば、誰を思い浮かべますか。

 ワシントンやリンカーン、ケネディなど、錚々たる面々に加えて、実はよく名前が挙がるのが、アイゼンハワー大統領です。

 彼は、第二次世界大戦の在欧連合国の最高司令官をつとめた後に、アメリカ合衆国の大統領に就任しました。

 アイゼンハワーには、今でも有名な言葉があります。

 それは「大事なことはほとんど緊急ではなく、緊急なことはほとんど大事ではない」という格言です。

 これを活用して、緊急度と重要度に応じて、タスクを振り分けるマネジメント術があります。

 こうして見ると、仕事にはいろいろな種類のものが存在していることがわかります。

 このような緊急度と重要度で振り分けるというのは、あなたの人間関係でも十分有効だ、と私は思っています。
 

 あなたの人間関係もよくよく考えてみると、いろいろなタイプの人がいると気づけるのではないでしょうか。

 人間関係における「緊急度」とは、「あなた自身がどれだけ会いたいのか」ということを考えればわかりやすいと思います。

 一方で「重要度」に関しては、「もし関わったなら、あなたがどれだけ得をするか」を考えてみましょう。

 たとえばですが、あなたが働く会社の部長は、あなたが上手く取り入れれば得をする可能性が高いです。しかし、休日でも会いたいかというとそうではないですよね。

 つまり、この場合の部長は、あなたにとって重要度が高く、緊急度が低い存在なのです。

 このように、あなたの人間関係を棚卸してみましょう。すると、「重要度」と「緊急度」が両方とも高い人が見えてきます。

 その人はまさに、あなたにとって信頼できる相手となる可能性が高い人です。
 

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あなたにとって「重要度」が高い人には