岩片綾佳さん(右)、岩片一真さん(撮影/慎芝賢)
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 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2024年9月30日号では、MIXIの岩片綾佳さんとアルファドライブの岩片一真さん夫婦について取り上げました。

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夫30歳、妻26歳のときに結婚。

【出会いは?】夫が勤める会社に、大学生だった妻が内定した時に初めて会った。

【結婚までの道のりは?】共通点が多く、徐々に距離が縮まり交際。お互いに「別れる未来が見えない」と思い結婚に至った。

【家事や家計の分担は?】家事分担は、妻が料理、夫が水回りの掃除など、大まかに決まっている。財布は別々。住宅費は夫、生活費は妻と、ある程度の区分がある。

妻 岩片綾佳[29]MIXI マーケティンググループ

いわかた・あやか◆1995年、新潟県新潟市生まれ。大学卒業後、サイバー・バズに入社。営業、広告運用コンサルタントとして従事。2023年にI-neに転職し、マーケティング業を経て、24年3月にMIXIに就職。現在は美容予約サービス「minimo」のプロモーションや市場調査などのマーケティング業務を担当

 新卒入社した会社の先輩社員だった夫は、当時既に管理職でした。直属の上司ではなかったのですが、資料作りが間に合わない時は、夜遅くまで手伝ってくれることもあり、面倒見が良いお兄ちゃん的存在の人でした。

 二人とも3人きょうだいで、長男の夫は生粋のリーダー気質。一方、末っ子の私は性根が甘ったれ(笑)。進路の相談や仕事の悩みを話すと、「昨日より今日、今日より明日」「成長痛だね」と叱咤激励してくれるのがありがたいです。家でも彼は、マネージャーなんです。

 私は小学生の時に母を亡くし、祖母に育ててもらいました。当時80代だった祖母が元気なうちに晴れ姿を見せたいと思ったのが、結婚を決めた理由の一つ。そんな祖母は90歳を超えた今も健在です!

 将来、東京の会社に所属しながら、地方に家を建てて暮らせたらという理想を持っています。子どもを産み育てる中で考えが変わっていくかもしれませんが、その時々で柔軟に対応していきたいです。

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将来は地方で子育てをしてみたい