那須御用邸敷地内を散策する天皇ご一家。愛子さまのストライプ柄と陛下のストライプ柄の襟は「父娘リンクコーデ」。陛下の頭についた蚊を愛子さまが払い「もう大丈夫」と、にっこり=2024年9月12日午後4時37分、栃木県那須町 
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 天皇、皇后両陛下と長女の愛子さまは、9月12日より静養のため栃木県那須町の那須御用邸附属邸に滞在している。この日、新幹線でJR那須塩原駅に到着した愛子さまは、爽やかストライプのワンピース姿。ご一家そろってのリンクコーデに加えて、「父娘コーデ」もあり、ご家族の仲睦まじさが伝わってきた。

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「はじめまして」

 1、2秒ほどだろうか。奉迎者の女性と見つめ合った愛子さまは、にっこりとほほえんだ。

 JR那須塩原駅に到着したご一家は、駅前に集まった人びとに丁寧に声をかけて30分にわたり交流をした。

 初秋とはいえ、30度を優に超える暑さ。愛子さまは、ストライプ柄のシャツワンピースに編み込んだ髪を後ろで三つ編みに束ねた、涼しげな装い。

「凛とした印象を与えるストライプ柄を、ロマンティックに着こなしていらっしゃるところが、愛子さまらしい」

そう話すのは、ファッションジャーナリストの宮田理江さんだ。

ストライプ柄と真珠の組み合わせ

 ストライプ柄のシャツには、パール(真珠)を模したボタン。袖はほんのりフレアで、半袖でも上品な印象。相反する素材を響き合わせるのが、いまのトレンドだという。

マキシ丈に近い長めの裾にも宮田さんは、注目する。

 1970年代を彷彿させるノスタルジックなマキシ丈は、再びトレンドとして注目されているアイテム。愛子さまもマキシ丈に近い長めのワンピースを選んでいる。

 ワンピースの生地は、糸の張りに強弱をつけて織ることで表面に凹凸をつけたシアーサッカー風。肌につく面積が少なくなることから、汗の乾きのよい夏の定番素材だ。

「流行をおさえながらも、実用性のある服を選んでいる点はさすがです。ファッションがお好きなのだと感じます」(宮田さん)

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愛子さまの「ハンサム×フェミニン」