──それ……。女性はうれしいですかね?
特別な感じは出しますよ。トッピングをのせたり味変したり。毎回ロマンチックなことをすると、それが当たり前になっちゃって、スペシャルな日がなくなっちゃうじゃないですか。普段は、肩の力を抜いてラーメンくらいがいいんですよ。絶対、そう。恋愛ドラマ、見すぎないでください(笑)。
──韓国では、番組の収録中にメモをとる姿から「メモの妖精」というニックネームができたとか。
30代になって、記憶力が落ちてきて、書いておかないと忘れてしまうんです。普段は携帯のメモ帳機能を使っています。壊れた掃除機を早く直そうとか、皮膚科に行こうとか、洗剤買っておけよ、とか。ホント、事務的なことですよ。
──歌詞になりそうなフレーズを書いたりも?
な~い(即答)。全くない。
──他の人が言った名言だとか、人生哲学とか。
それは、自分で見つけるものだから。人のをパクったらダメでしょ(笑)。
──ちなみに、ジェジュンさんの人生哲学とは。
僕は「今日が一番大切」って思っているんです。明日死ぬかもしれないから、今日を精いっぱい生きようって。そうは言っても、刹那的な生き方をしているわけではないですよ。次の日のためにちゃんと準備したりもするし。今日と明日くらいは頑張ろうと。でも昨日とか、明後日のことは考えない。
──そう考えるようになったきっかけは?
僕、前に芸能界の仕事を辞めちゃおうかなと思っていた時期があったんです。毎日楽しくもないのに、なんでこんなに必死に生きてるのかな、芸能界にしがみついていたって人生もったいないんじゃないかなって。僕が一番優先したいのは仕事なんだけど、周りの人は同じ感覚じゃないこともあるじゃないですか。そのギャップがありすぎると、別々の道に進むか、僕が諦めるしかない。そういう葛藤があった時期でもあったんです。2年くらい前かな。最近ですよね。そのとき「とりあえず、今日だけは頑張ろう。そうしたらいい日が来るかもしれない」と思うようにしていたんですよね。
──そこから、どのように気持ちを持ち直した?
日本で仕事ができるようになったのが大きいですね。そこからですね。また頑張ろうかなって思えるようになったのは。これからどうしていけばいいか、計画も立てられるようになったし。最近、「10年ぶりにファンに戻りました」って言ってくれる方がいるんですよ。めちゃめちゃウェルカムです。頑張っていれば、見てくれる人はいるんですよね。今は、辞める気はないです。芸能活動も、音楽も。だって、今すっごく楽しいです。