芳根京子さんと百田夏菜子さん(写真:門間新弥)
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 ももクロのリーダー・百田夏菜子さんがホストとなり、月替わりのゲストとトークを繰り広げる対談連載。今号から新たにお迎えするのは、俳優の芳根京子さんです。プライベートで一緒に旅行に出かけるほど仲の良い2人。初めての出会いは、今からちょうど10年前の夏に撮影されたあの青春映画の現場でした。 AERA2024年9月16日号より。

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百田:よろしくお願いします!

芳根:お誕生日おめでとう! 30歳の夏菜子ちゃんに会うのは今日が初めてだよ。

百田:来てくれてありがとね。私たち、結構な頻度で会ってるけどさ、昔のことって振り返ったことないでしょ?

芳根:全くないね。

百田:だから今日は改めて出会いから振り返ってみたいなと思っていて。映画「幕が上がる」(2015年公開。弱小の高校演劇部を舞台に描かれた青春群像劇で、ももクロが主演を務めた)の撮影が最初だったよね。

芳根:私、高3だったから、ちょうど10年前だ。

百田:えっ、あの時リアル学生だったってこと? いいな〜。

芳根:夏菜子ちゃんはコスプレだったもんね。

百田:おいっ!(笑)。そのイジり、現場でもしてたよね。なつかし〜。そうか、あーりん(佐々木彩夏)と同い年か。

芳根:うん、夏菜子ちゃんの二つ下。

百田:でも、きょんちゃんって年下な感じがまったくしないんだよなぁ。妹っぽい感じがない。すごくしっかりしてるし。

芳根:フフフ、ありがとう。

百田:10年前に「幕が上がる」で出会って、NHK朝ドラ「べっぴんさん」(16年度下半期)でまた共演して。あの時期はとにかく目まぐるしかったよね。

芳根:そうだね。やっぱり10代で出会った人って特別だと思う。

百田:わかる。10代の駆け抜け方ってあるもんね。その中で出会えた人っていう。あの頃って、仕事っていう意識はあるにはあったけど、よくわかってない部分もたくさんあったし。

芳根:へえ〜、あの夏菜子ちゃんでもそうだったんだ。

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えくぼは恋の落とし穴だった?