そこから友達になったけど、親友と私は全然違うタイプ。私はポジティブだけど、親友はその反対で、もともとはオープンな感じではないタイプ。私はせっかちだけど、親友はめっちゃのんびり屋さんで、そういうところから全く違う。道を歩くスピードでも私が「あんた、早く歩きぃや!」って言うくらい、ホント、違います。好きなものも全く違うし、共通の趣味も特にない。でもLINEもするし、電話でも話す。

 ただ、ワンちゃんに対する感情がすごい一緒なんですよ! ただ単に、ワンちゃんかわいいというレベルじゃなくて、本当に愛おしくてたまらないみたいな感情が似てる。そういう感情を見つけたときに共有したり、分かち合えるのも貴重だなって思っていて、愛おしいと思える価値観を分かち合えるのは嬉しい。性格は違うけど、お互いの怒りの沸点とかもすごいわかっているからこそ、愚痴を言い合ったりとか、これまでに大変だったことも話したりします。今年、その親友の結婚式でスピーチさせてもらいます。私とryuchellの結婚式では親友がスピーチしてくれました。中学1年生のときから今まで、ホント、かけがえのない存在です。

優しいぺえの存在

 かけがえのない存在といえば、ぺえもそう。ryuchellと私がテレビに出させてもらっていたはじめのころに、ぺえも原宿のショップ店員をしていたので、番組に呼ばれることがあって、そこで仲良くなりました。読者モデル(読モ)が流行っていた時期。

 当時、ryuchellと私にすっごいしゃべりかけてきてくれた記憶がある。ぺえはすごい面白いし、それで、私もryuchellもすごいぺえのことが好きになって、波長が合った。息子を妊娠する前もそうだし、妊娠してからもそうだし、出産してからもだけど、夜中まで家にいて、3人でめっちゃしゃべって、ホント、しょーもないことで笑って。

 ぺえは、すっごい優しい人。空気感がのんびりしているし、よく気が利く人。ぺえの優しさに初めて感動したのが、ryuchellの21歳の誕生日のとき。私がryuchellの誕生日を企画して、仲良しの友達を集めてかわいいパーティーをしたときにぺえも来てくれた。写真をみんなで撮影しているときに、ぺえが私のところにサッと近づいてきて「今日はアンタが一番頑張ったんだから、ryuchellとふたりの写真を撮ってあげるよ」って言ってくれた。それってすごい優しいなと。そういう気遣いというか、そういうことにすぐ気が付いてくれる。そこから、ぺえの優しいところをたくさん見てきました。

 よく、ヒマ電がかかってきて、出られないときも多いんですけど、ふたりで永遠しょーもない話をしている。例えば、「宝くじが当たったらどうする?」とか、ふたりで盛り上がったりします。私が、ふと、どーしても焼肉が食べたくなって。LINEして「明日のお昼あいてる?」に「当たり前だろ」ってきて。「どうしても焼肉食べたいんだけど」って電話して、焼肉食べに付き合ってくれたりとか。本当に私の願いをいつも叶えてくれます。

 ryuchellが亡くなった昨年の年末、LINEギフトで「今年一年本当によく頑張ったね、お疲れ様」って、アイスクリームのギフトカードを送ってくれたことも。ぺえも毒を吐くこともあるし、素直じゃないときももちろんあって、ツンデレじゃないけど、ふと温かい言葉や気持ちをくれる。親友? お姉ちゃんみたいな存在? 頼れる人物です。

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一児の母、タレント・ブランドプロデューサー。1995年6月30日生まれ、大阪府出身。原宿系ファッションのカリスマ読者モデルとして10代を中心に人気を集め、パートナーのryuchellとバラエティ番組やTVCMに多数出演。一児の母となった現在は育児や生活の様子を投稿したSNSが人気。

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