現代社会では、心無い言葉に傷つくことがよくあります。SNSでの誹謗中傷や知人同士の悪口に悩んだ経験はありませんか? Xフォロワー約30万人の元自衛官ぱやぱやくんは、そうした攻撃的な言葉に対処するための「受け流す力」の重要性を語ります。他人の言葉に囚われず、自分の心を守るための戦術を、著者の最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から抜粋・再編集してご紹介します。
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この世の中という戦場を生きていると、心無い言葉に出くわすことがあります。
SNSやネットの世界では、誹謗中傷がすぐに目に入ってきます。また、共通の知人の悪口大会をして盛り上がっている集団を目にすることも多いでしょう。
そんなときに、「この人はなぜ、そんなにひどいことを言うんだろうか……」と悩んだり、考え込んだりしてしまったことはありませんか。
それどころか、自分自身に対して、ひどいことを言われた経験がある方も多いでしょう。
会社の同僚、上司、友人、さらにはSNSなどで嫌なことを言われると、普通の人間であれば誰でも傷つくはずです。
そうしたときに「自分が悪かったんだろうか……」と思い悩むことも多いかもしれません。
しかし、「そんなことを悩む必要はない」と私は断言しておきます。
なぜなら、誰かに対してひどいことを言える人間は、何も考えていないからこそ、ひどいことを言えているのです。
単純明快ですが、理由はそれしかありません。
もしも相手がどんな気持ちになるのかを少しでも考えていたら「この発言は不適切かもな……」と言い方を考えて、言葉を伝えるようにします。
つまり、ひどいことを言える人は、そもそもあなたに興味を持っていません。そんな人に対して、あなたがいろいろ思い悩むのは、時間のムダでしょう。
あなたは相手の気持ちを考えて行動をするかもしれませんが、みんながそうではありません。少なくともひどい言葉を吐ける人は、相手の気持ちを考えるのとは、一番程遠い存在です。
もしもあなたがひどい言葉に接したときには、その言葉自体を考えるのではなく、それを言った人との関係性を考え直すべきでしょう。