――ロケで突撃したチーマーに自宅の住所を割り出されたこともありました
ありましたね。夜中に「おい! 松村来たぞ!」って平気で来ましたよ。チーマーだけじゃなく、「弟子にしてくれ」「中山秀征さんに手紙を渡してくれ」とかいろいろな人が家に来ました。
――2000年から関西の人気番組「探偵!ナイトスクープ」のレギュラーでも活躍されました。
ナイトスクープも面白いことを作るのに必死なスタッフたちで、貴重な出会いでした。「東京に負けたくない」という思いを感じましたし、番組が終わった後は食事会が必ずありました。その場で「もっとこうした方がいい」とか話し合って、スタッフ、出演者みんなで番組を作り上げる雰囲気でした。たくさんのことを勉強させてもらいましたね。
今の時代ではあり得ない企画
――プライベートの方はいかがですか
30,40代は「結婚しないとなあ」って思ったんですけど、今は「仕事があればいいかな」って。50代になってから今の生活が楽しいという感覚になり、寂しさもなくなってきました。戸籍上はバツイチなんです。電波少年の「バツイチになりたい」という企画で応募してきた看護師の方と結婚してすぐに離婚したので。番組が終わって10数年経った後に、伊丹空港で「元亭主!」って声を掛けられたんですよ。パッと見たら、そのときの看護師さんでびっくりしました。この企画も今の時代はあり得ないですよね(笑)。
(聞き手・平尾類)