好きなタイプは「ふとっちょの人」

「パーフェクトな松下さんですが、過去には『家事が嫌い』と意外な一面を告白したことも。ただ、コロナ禍で料理に目覚めたようで、7月25日放送の『徹子の部屋』では、最近、海水魚のヒラマサを捌いたり、パンを手作りしたと明かしていました。また、実家住まいであることも隠さず、2022年放送のバラエティ番組では、共演者から『一人暮らしをしたら何したい?』と問われ、松下さんは『1人になった時に今の自分を保っていられるのかなと思うと、一人暮らしはいいかな』と答えていました」

 さらに、松下は16年に主演を務めたフジテレビ系ドラマ「早子先生、結婚するって本当ですか?」の制作発表会見で、同ドラマの主人公が“独身で実家暮らし”という設定であることから、「(自分も)実家暮らし女優ですからね」「(実家の)安心感ゆえに、結婚が遠ざかってるのかな? という気持ちはすごく理解できますね」と共感している様子だった。

 これまでにスキャンダルもなく、清純派女優としてのイメージを保ってきている松下。それでも、共演者の子役から「どんな男の人が好きですか」と質問された際、「よく食べる人です。ふとっちょの人も好きですよ。あと、よく笑う人」と本音をチラリ。また別の場面では、もし彼氏が「一緒に住みたい」と言ってきたら実家を「出る」と答えていたこともあったという。

 一方、17年に登壇したクリスマスイルミネーション点灯式では、「年頃ですが」という直球質問が飛び交う場面が。これに、松下は「心配していただいて……」「そのうち」とかわしつつ、「一人でも輝けるので大丈夫です。一人でも輝けるのであれば、それが一番幸せだと思います」と冗談交じりにコメントしていた。前出の編集者が言う。

大物司会者の“憧れの人”

「結婚絡みの質問に関しては、松下さんも内心『またか』とうんざりしていることでしょう。しかし、プロ意識の高い彼女は、スマートな返しで報道陣を華麗にかわしてきました。なお、16年時点のインタビューで、交際相手は『いない』と明かしていた彼女ですが、今後もし結婚を発表するようなことがあれば、“松下ロス”に陥るファンが続出しそうですね」

そんな彼女について、芸能評論家の三杉武氏はこう語る。

「松下さんといえば、俳優やピアニスト、歌手としてマルチな活躍を見せ、10年放送のNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』でヒロインを演じて脚光を浴びました。その美貌に加えて卓越した才能や洗練された雰囲気などから芸能界にもファンが多く、かつてはあの島田紳助さんが『行列のできる法律相談所』の番組内の企画として、松下さんとの“夢のデート”をリクエスト。彼女を目の前にした島田さんが普段あまり見せない緊張した面持ちを浮かべていたのが印象深いです。大物司会者から憧れの対象として指名されるほどの魅力を放つ松下さんですが、これまで浮いた話はなく、プライベートはほぼベールに包まれています。そうしたミステリアスな部分も併せ持つ、今時では珍しいタイプの俳優ですよね」

 「スカイキャッスル」が代表作の一つとなりそうな松下。幅広い役を演じられる俳優として、今後ますます輝きを増しそうだ。

(小林保子)