高校卒業後はサウサンプトンへの入団が内定している日章学園・高岡伶颯
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 前評判を覆す戦いを演じたサッカー五輪日本代表だったが、決勝トーナメント1回戦でスペインに敗れてベスト8敗退となった。今回の大岩ジャパンはベストメンバーを招集できなかったことがチーム編成に大きく影響し、おそらく今後も同じような状況を強いられるだろう。それでも次回、2028年のロサンゼルス五輪のメンバー候補(2005年生まれ以降の選手)は“逸材揃い”であり、非常に楽しみなチームだと言える。

【写真】激戦区のFW ロス五輪代表で軸になれる存在はこの選手!

 まずはGK。候補者が多い中で守護神として期待されるのが、後藤亘(FC東京U-18)だ。2006年5月8日生まれ。身長192cmの長身でハイボール処理に長けているだけではなく、鋭い反応でのシュートストップ、前に飛び出す能力にも優れている。2023年に開催されたU-17アジア杯でも好プレーを連発して優勝に大きく貢献し、大会最優秀GKに選出されている。その1学年下の荒木琉偉(ガンバ大阪ユース)も伸び盛り。2007年10月14日生まれ。身長191cmの長身に判断の良い飛び出しなど、ポテンシャルは後藤に匹敵する。今回のパリ五輪にトレーニングパートナーとして参加した経験も生かしてもらいたい。

 CBは2人をピックアップしたい。1人目は、市原吏音(大宮アルディージャ)だ。2005年7月7日生まれ。身長187cm、81kgの恵まれた体格を持ち、空中戦と球際の強さだけでなく、優れたスピードと足元の技術を持ち、長短織り交ぜたパスで攻撃の起点になる。すでに大宮のトップチームでDFラインの中心としての地位を確立しており、ロス五輪でのリーダーとして大いに期待される。2人目が、木吹翔太(サンフレッチェ広島ユース)だ。2006年8月19日生まれ。ナイジェリア国籍の父を持ち、何といっても身長203cmの規格外のサイズが魅力。ボランチやFWとして高い能力を発揮していた中で昨夏からCBとしてプレー。その万能性も含めて、規格外のCBとして成長が期待される。

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MF陣は“多士済々”