続いてSB陣。すでに名前が売れているのは、高橋センダゴルタ仁胡(セレッソ大阪)だ。2005年8月17日生まれ。スペイン・バルセロナの下部組織育ちの左SBで、U-16スペイン代表に選出された経験も持ち、昨年のU-20W杯に17歳でスタメン出場した。卓越したボールテクニックと戦術眼が魅力。今夏に加入したセレッソ大阪で出番を掴み、壁を打ち破れるか。その高橋以上に、吉永夢希(ゲンク)が楽しみだ。2006年2月22日生まれ。身長177cmでスピード抜群。縦への鋭い突破力を持ち、精度の高い左足クロスは秀逸だ。神村学園高校で名を馳せた後、ベルギーに渡って鍛錬を続けている。
右SBでは本間ジャスティン(ヴィッセル神戸)に期待したい。2005年8月26日生まれ。181cm、79kgのサイズ感に抜群の身体能力を備え、CBでもプレー可能だ。SBには近年、スピードだけでなく、相手のロングボールに対応する高さと相手WGの突破を防ぐ1対1の強さの重要性が高くなっているが、その能力を持つ選手だと言える。
MF陣は多士済々だ。まずは大関友翔(福島ユナイテッド)。2005年2月6日生まれ。U-18代表で10番を背負ったゲームメーカーで、狭いスペースでのターン技術に優れており、身長178cmのサイズ感も魅力。川崎フロンターレU-18からトップ昇格を果たした後、現在はJ3クラブに育成型期限付き移籍し、インサイドハーフとして出場を続けて経験を積んでいる。
ボランチの軸になる可能性があるのが、保田堅心(大分トリニータ)だ。2005年3月5日生まれ。すでにJ2で主力として稼働しており、182cmの体格を生かしながら、高いボールキープ力とダイナミックな攻め上がりでスケールの大きさを感じさせている。さらに中島洋太朗(サンフレッチェ広島)がいる。2006年4月22日生まれ。元プロの浩司氏を父に持ち、一つ一つのボールタッチに“違い”を感じさせる天才肌の技巧派MF。U-17W杯で主力としてプレーした後、今季すでにJ1デビューからスタメン出場も果たし、抜群の攻撃センスを見せ付けている。