全日空の夏の沖縄キャンペーンソングだったこの曲がきっかけで、なんと上京したファンも!
「それまでもお気に入りなグループのひとつでしたが、この曲で唯一無二の存在になりました。全日空のCMソングですが、軽快なメロディ&リズム、転調、爽やかなコーラスにどっぷり浸かり、今に至ります。ちなみに大学進学ではアルフィーの後輩となる明治学院を選びました。アルフィーを知らなかったら、地方出身者では明学も知らなかっただろうなぁ」(50代・男性)
夏らしい疾走感があるメロディーながら、“風曜日”の歌詞はとても奥深い名曲だ。
第20位 無言劇
同票の2曲目は、7作目シングル「無言劇」(1980年3月21日リリース/作詞・作曲: 高見沢俊彦 編曲:ALFEE、矢野立美)。
あまたあるTHE ALFEEの曲だが、初期の曲もおすすめしておきたいという声も。
「50周年を迎えアルフィーを知ってもらうなら最近の楽曲も勿論いいけど初期の楽曲も聞いて欲しい。選んだ楽曲はアルフィーの歴史が詰まっているから」(50代・女性)「所謂、フォークの流れにある曲も聴いて欲しいです。メロディー・ハーモニーの素晴らしさが体験できます。その中で自分が一番好きな『無言劇』を推薦」(50代・男性)
高見沢俊彦と坂崎幸之助のアコースティックギターの掛け合いのようなメロディーは耳心地がよく素晴らしい。そして、歌詞にストーリー性があり一度聴いたらクセになるような名曲だ。
「“シュプレヒコールに耳を塞いで”、学生運動が盛んだった頃の空気感が伝わってくる歌詞が特徴の曲です。“君のアジテーションを聞いていた”“白いヘルメット”など細かく登場人物の設定がされていて、まるで小説を読んでいるかのような世界観に引きこまれます。七色の声を持つ坂崎さんの渋いヴォーガルとサビの桜井さんの力強い歌唱、ふわっとかぶさる高見沢さんのコーラスはこれぞTHE ALFEEという美しさ。ライブでは、坂崎さんと高見沢さんのアコースティックギターの掛け合いを聞くことができます。ギターの神様の戯れといっても良いような高度な技巧を駆使した演奏を聴いたときには、鳥肌が立ちました」(40代・女性)