第17位 祈り
17位は同票で2曲がランクインした。1曲目は「祈り」(作詞・作曲:高見沢俊彦 編曲::ALFEE)で、「暁のパラダイス・ロード」(1983年3月21日リリース)のカップリング曲。
今回のアンケート全体で多かった声は、「1曲に絞れない」だ。もちろん、この曲にもそんなコメントが。
「どの曲も好きで本当に選べなかったのですが、あえて挙げた理由は3声コーラスの美しさでしょう。3人がボーカルをとれて、ハモれる。これにつきます!」(50代・女性)
「散々迷った末『祈り』を選びました。全曲を対象にすると迷い過ぎて決められないので、一覧の中から選ぶという縛りを自分で掲げました。『祈り』はTHE ALFEEの古い楽曲ですが、生きづらいこの世界で自分の力で生きていくことを心にずしっと問いかけてきます。
あるいは戦争や平和をイメージさせる短くも重い歌詞です。若き日の高見沢さんの歌詞には独特で魅力的な世界観の楽曲がたくさんあります。“夢を繋げられる力はあるか”挫けそうになると思い出すフレーズです。もちろん70歳になった高見沢さんの楽曲も大好きです」(50代・女性)
美しい3声コーラスで歌われる不変のメッセージは「神聖な気持ちになる」(50代・女性)という声もあったほどだ。
第17位 Victory
同票だった第16位のもう1曲は、雰囲気ががらりと異なる37枚目シングル「Victory」(1993年4月28日リリース/作詞・作曲:高見沢俊彦、編曲:THE ALFEE)。
選んだ理由にひとこと「元気になる」(50代・女性)というように、サッカー・Jリーグの横浜フリューゲルスのオフィシャルソングらしいコメントが並んだ。
「文字通り勝利の歌! 検定試験前にこれを聞いて臨み、パーフェクトで合格した思い出があります!」(50代・女性)「最高の応援歌です!」(20代・男性)
当時のフリューゲルスのサポーターのみならず、THE ALFEEが届けるみんなへの応援歌だ。
「今はなき横浜フリューゲルスの応援歌。フリューゲルス大好きでした。Jリーグ初年度に天皇杯に優勝し、ファン感謝デー(的な催し)でお三方がこの曲を披露されていたのは今でも忘れられません。この曲はフリューゲルスのサポーターだけでなく、どの世代の方も共感できる応援歌だと思います。サビのお三方のハモリやラストの転調はTHE ALFEEのみなさんの真骨頂とも言うべきパフォーマンスかと」(男性・40代)
THE ALFEEの曲は、大阪国際女子マラソンのイメージソングになったものもあり、スポーツとの結びつきも強い。