17歳の誕生日を前にした秋篠宮家の長男悠仁さま=2023年8月、茨城県つくば市の農業・食品産業技術総合研究機構、宮内庁提供
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 皇室にも「夏休み」の時期が近づいてきた。自由気ままには動きけない皇族としての「立場」があり、皇室内にも厳密なルールがあるなかで、貴重な休暇のひとときを楽しもうとしてきた皇族方。今年はどんな夏の思い出ができるのだろうか。

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「ご静養」は、普段忙しい天皇ご一家や皇族方が、心身を休めることができる貴重な機会だ。

 宮内庁の公式インスタグラムは先日、黒い長靴を履いてタケノコ掘りに挑戦した天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが、大きなスコップを手にしゃがみ込むショットを公開。自然体の姿が「かわいい」と話題を集めた。

 これは今年5月、ご静養のために訪れた栃木県の御料牧場で撮影されたものだ。
 

 皇室の各宮家が、夏をどう過ごすかはそれぞれだが、天皇家については大正期から昭和期に天皇や皇太子が滞在するためにつくられた「御用邸」で過ごすのが一般的だ。

 天皇陛下雅子さま、愛子さまは、夏は静岡県下田市の須崎御用邸か、栃木県那須町にある那須御用邸でご静養されることが多い。

 しかし、御用邸の建物は古く、小さい子どもが遊べる施設も周囲には限られる。かといって、天皇家や皇太子家が自由に施設を選んで宿泊することはなかなか難しい。

 そこで天皇ご夫妻は、愛子さまと御用邸に滞在しながら、夏を楽しく過ごせるように苦心されていたようだ。

 愛子さまがまだ小さい頃、那須御用邸の滞在中には、「那須ステンドグラス美術館」や「那須テディベア・ミュージアム」に出かけたほか、愛子さまのお友だち家族と那須岳の南月山に登ったり、「那須どうぶつ王国」や「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」で花火を鑑賞したりしたこともあった。

 また、近くにあった「二期倶楽部」や「東急ハーヴェストクラブ那須」といったホテルで、お友だち家族との食事会や、プールで水泳の練習をすることもあった。
 

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