「24時間テレビ」恒例のマラソン企画で今年のランナーになったお笑い芸人のやす子
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 8月31日・9月1日に放送される『24時間テレビ47』(日本テレビ系)で、チャリティーマラソンのランナーを務めるのがやす子であることが発表された。

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 やす子は人気も知名度もあり、自衛隊出身で体力にも自信がある。恒例企画のマラソンランナーとしては納得の人選である。

 やす子は高校生の頃に家庭の事情で児童養護施設にいた時期がある。今回の番組では「マラソン児童養護施設募金」が新設され、全額が全国600カ所の児童養護施設のために使われるという。

『24時間テレビ』は、1978年に始まった日本テレビの大型特番である。チャリティー番組というコンセプトそのものが目新しかったこともあり、開始当初は話題になっていて、世間の注目度も高かった。

「偽善」と評判が悪い

 しかし、最近は何かと評判が悪い。ネット上では「偽善番組」「感動の押し売り」などと批判されることが多い。そして、その批判はいま勢いを増している。

 その最大の理由は、日本テレビの系列局である日本海テレビの幹部社員が、番組に寄せられた寄付金を着服するという不祥事が発覚したからだ。これは番組の根幹にかかわる一大トラブルである。

 もともと、チャリティー番組であるにもかかわらず、出演者に高額のギャランティーが支払われていることなどが問題視されることが多かった。それに加えて、募金の着服というあってはならない不祥事が明らかになったことで、番組の存続が危ぶまれる事態となった。

 しかし、日本テレビは番組の続行を決めた。番組テーマを「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか?」に変えた。『ZIP!』と『DayDay.』で水卜麻美アナが今年の放送を発表した際には、募金着服問題にも触れて、謝罪の言葉を述べた。人気アナウンサーの好感度を借りて、事を収めようとする日本テレビ側の姿勢にも疑問の声があがった。

 結局のところ、日本テレビはどんなに批判されてもこの番組を続けたいのだろう。なぜなら、いまだに視聴率が取れる人気コンテンツだからだ。ネット上で多少批判されるとしても、数字の上ではほとんど影響がない。

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なぜここまで批判が