今の若い世代は、書店に一度も行ったことがなかったり、書店のどこに何があるのか探せない人も増えているらしい。

「それでも書店に行けば、興味がある本が目に飛び込んでくる。書店へ行くだけで、今の自分の状態をメンタリングするというか、理解できることもすごくあると思います。どういう本を読んでいいのかわからないときは、まず書店さんへ行ってみてほしいです」

 最後に聞いてみた。本の魅力って何だと思いますか?

「ブランクがあっても残っているところ。音楽も映画もライブで見られる期間はそう長くはない。でも本は違う。SNSなどで昔の本が紹介されたりすることも多いですし、 新作でなくても古くならず、広く手に取れるのが本のいいところですよね」

(ライター・福光恵)

AERA 2024年7月22日号より抜粋

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