それは「薬指は刺激しない」こと! なぜなら、薬指おねえさんは叱咤激励系。交換神経のほうを刺激してしまうのです。軽いうつや低血糖、だるい・眠いなどの症状に活を入れたい場合をのぞいて、ふだんはそっとしておきましょう。


つまむのがやりづらい方は、爪楊枝(もちろん頭のほう。それにしても、なんてピッタリなネーミング!)やボールペンの先で刺激してもかまいません。軽い刺激では効果がありませんが、あまり痛いとかえってストレスになり 逆効果! 毎日無理なく続けられるように「イタ気持ちいい」加減をさがしてみてくださいね。

その症状に効くのは、どの指でしょう?

5本の指から生えている爪家族には、それぞれ受け持ちの器官があるようです。こんなに働くあかちゃんが身近にいたなんて。
・親指おとうさん→肺などの呼吸器
(アトピー性皮膚炎、セキ、ぜんそく、リウマチ、ドライマウス、円形脱毛症、ガンなどに効果的)
・人差し指おかあさん→胃や腸などの消化器
(潰瘍性大腸炎、クローン病、胃・十二指腸潰瘍、胃弱などに効果的)
・中指おにいさん→耳の症状
(耳鳴り、難聴などに効果的)
・薬指おねえさん→ふだんはもまない!
(軽いうつや低血糖、だるい・眠い等の症状に効果的)
・小指あかちゃん→心臓や腎臓などの循環器
( 動悸、腎臓病、頻尿、肝炎、手足のしびれ、ボケ、不眠、メニエール病、高血圧、糖尿病、肩こり、腰痛、老眼、頭痛、肥満、生理痛、子宮の病気、更年期障害、 脳梗塞、自律神経失調症、うつ状態などに効果的)
気になる症状がある人は、対応する指だけ20秒間刺激するとよいそうです。複数ある場合は、いちばん悩んでいる症状で。とくに下半身を改善したい人は、手の指に加えて足の指ももむと効果的です。「爪もみ」を、ガンなどの病気治療に取り入れている病院もあるそうです。
じっくり3回もんでも1日6〜7分以内! お金もかからず副作用もない「爪もみ」健康法。すぐに劇的な効果が現れる人ばかりではなくても、血行が良くなり爪の色が美しくなるのはたしかです。冷えや不調をケアしたいけれど時間がない!という方は、毎日の通勤・通学時やお仕事の合間に(こっそり)爪をモミモミしてみては。

家族で分担してます♪
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<参考>
「実践『免疫革命』爪もみ療法」福田稔(講談社)
「奇跡が起こる爪もみ療法」日本自律神経免疫治療研究会・編(マキノ出版)

爪もみのチャ〜ンス♪
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