『爪もみ健康法』をご存じでしょうか。手足の指先をつまんで刺激する、ただそれだけ! 費用や道具も一切必要なし! スキマ時間に何処でも誰でも簡単にできる! と、いま話題の健康法なのです。爪の付け根にある「井穴(せいけつ)」は自律神経のバランスをととのえるツボ。 超シンプルでありながら、それを毎日刺激することで さまざまな辛い症状が改善され、病気になりにくく、太りにくい体質になるというではありませんか。しかも 爪の5人家族には、それぞれ担当があるようですよ。
この記事の写真をすべて見る「ストレスは万病のもと」は、こんなしくみでした!
現代人が悩まされている病気や症状のほとんどは、ストレスで「自律神経が乱れている」状態なのだそうです。
自律神経とは、内臓や血管など私たちの体の機能を、意志とは無関係にコントロールしている神経。呼吸、血液循環、食物の消化・吸収と、生きるのに不可欠な制御を自動的におこなってくれています。
緊張・戦闘モードにさせる「交感神経」とホッとリラックスさせる「副交感神経」の二本立て。ふたつがシーソーのようにバランスよく働いているときは、仕事も快調・休息もバッチリ、と充実した毎日を過ごせるのですね。
ところが、ストレスの多い現代社会では 交感神経に傾きがち・・・緊張は血管を収縮させるので、酸素や栄養が行き届かなくなり、老廃物や毒素が停滞! さらに、身体を病気から守る白血球のバランスも連動して乱れ、さまざまな病気を発生させるというのです。「ストレスは万病のもと」といわれるのは、「ストレスで乱れた自律神経が万病を引き起こす」という意味だったようです。ことに 寒い冬は、体が緊張して交感神経が優位になる時季でもあります。
手には内臓に直結したツボが多くありますが、爪の生え際の両角にある「井穴(せいけつ)」は、自律神経のバランスをととのえるツボとして知られています。ストレスで交感神経が緊張状態にある人は、もう一方の副交感神経を刺激することで 自律神経のバランスを調整し、病気を予防したり症状を改善したりすることができるのです。
試しに指先をギュギュッとつまむと、血の巡りがよくなって手が温まり、とっても気持ちがいいですよね!
1本10秒!でもこの指だけは もまないで
もむのは、指の爪の生え際にある、両側の角です。あまり厳密な位置にこだわらなくても大丈夫。反対の手の親指と人差し指で、両側からつまみます。一カ所を10秒間ずつ、痛いくらいの強さでギュッと強めに押しもみしてみましょう。
とくに順番はありません。ひととおり刺激しても、全部で2分以内ですみます。1日に、2〜3度おこなえばよく、5回はやりすぎとのこと。不眠でお悩みの方は、寝る前におこなうと効果的です。
ただし、気をつけることがひとつ・・・