大スクリーンで上映された『ワンピース・オン・アイス』を観たキャスト陣は、再演にかける思いをさらに膨らませていた。
「『次はもっとこう動かしたい』というふうに、体が自然と動いてしまう感じではありました」(宇野昌磨)
「表情の隅々まで、観ている側にも伝わるなというふうに感じたので、より引き締まる気持ちでいます」(本田真凜)
昨夏、横浜と名古屋で公演が行われた『ワンピース・オン・アイス』が、今年はLaLa arena TOKYO-BAY(千葉県船橋市)で再演される(9月7、8日)。7月9日には、再演決定記念イベントとして2023年公演映像上映会が行われた。東京の会場では舞台挨拶があり、モンキー・D・ルフィ役の宇野、ネフェルタリ・ビビ役の本田、クロコダイル役の無良崇人、Mr.2・ボン・クレー役の本郷理華が登壇。上映会後、4人に話を聞くことができた。
最初にインタビューに応じたのは、無良と本郷の「バロックワークス」コンビ。大画面で初演を振り返り、「新たな発見もあった」と無良は話した。
「観て『もっとこうしたらよかったな』と思ったりしたので、そういうところは生かせるかなと思います」(無良)
クロコダイルという悪役を演じるのは、選手時代にはなかった経験だったと無良は振り返る。
「僕は元々(選手時代も)ミュージカルの曲をやっていたし、キャラクターをイメージして動くというのは、割と嫌いじゃないタイプだったので。ただ悪役がどんなものなのかというのは、今回勉強になったと思います」
「演出家の金谷(かほり)さんや振付の(宮本)賢二先生とディスカッションして、『もっとこういうふうに動いたら悪く見えるよ』とか、どういうふうにしたら『こいつ!』と思われるかというのをすごく研究していった結果だったので、苦労というよりは純粋に楽しみながらやっていた、という感じでした」(無良)
本郷は、Mr.2・ボン・クレーを演じるにあたり、リハーサルや振付の前にアニメの『ONE PIECE』を観て動きを確認したという。