1枚目のカードは、年会費無料で、公共料金の支払いでも1%のポイントがもらえるもの。2枚目は、よく買い物をする店やネット通販に合わせたもの。「万人向けはリクルートカードです。通常利用も公共料金も原則1.2%。ふだん使っている携帯電話会社に合わせて『○○経済圏』のお得を丸ごともらうのもいいですね。ドコモならdカード、auならau PAYカード。この2社は新NISAの投資信託クレジットカード積み立てでもらえるポイントが特に高くておすすめ」
たとえばauカブコム証券で月10万円の投資信託積み立てをすれば、Pontaポイントが年間1万2千ポイントももらえる。
「コンビニやファミリーレストランによく行く人は、三井住友カードNL。通常利用は0.5%ですが、セブン-イレブンやローソン、ドトール、ガストなどの対象店舗でスマホのタッチ決済をすると最低7%、最大20%も還元されます。楽天モバイルユーザーや楽天市場で買い物をする人は楽天カード。アマゾン派の人はアマゾンマスターカードにすれば、アマゾンでの買い物で常時2%。ちなみにこのカードは大手コンビニの支払いで1.5%還元なのも見逃せないポイントです」
もらったポイントをうまく利用、管理するのが面倒な人はポケットカードの「P-оneカード」も悪くない。カード請求時に自動で1%が割引されるクレジットカードだ。買い物でも公共料金でも税金の支払いでもすべて1%のポイントがつくのと同じこと。単純でわかりやすい。これも年会費無料だ。(経済ジャーナリスト・向井翔太、編集部・中島晶子)
※AERA 2024年7月15日号より抜粋