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東北地方は今日10日(水)も梅雨の大雨が続き、日本海側を中心に活発な雨雲がかかっています。午後1時現在、秋田県ではすでに「土砂災害警戒情報」が発表中ですが、雨のピークは今夜です。夜間の暗い時間帯に状況が更に悪化する恐れがあります。明るいうちの避難を心がけて、今夜は安全な場所でお過ごしください。

秋田県に土砂災害警戒情報 早めの避難行動を

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今日10日(水)も東北は大雨が続き、すでに地盤が緩んだり川が増水している所があります。気象庁HPのキキクルによると、午後1時現在、秋田県や岩手県で土砂災害の危険度が高くなっています。特に秋田県では午前10時25分に警戒レベル4に相当する「土砂災害警戒情報」が由利本荘市沿岸・内陸とにかほ市に発表されています。命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況です。ガケや急な斜面の近くにお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難指示などの情報に注意してください。

今夜が雨のピーク 土砂災害や河川の氾濫に厳重警戒

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このあとも雨が降り続くため、状況は悪くなる一方です。雨がピークとなるのは今夜遅くで、低気圧本体の活発な雨雲が、秋田や山形・岩手を中心に流れ込むでしょう。雷を伴った激しい雨が降り、場合によっては1時間に50ミリの滝のような雨が降る所もありそうです。
夜の暗い時間帯に、川が氾濫したり、土砂崩れが発生したりするなど、周囲の状況が一気に悪くなる恐れがあります。川や崖の近くなどにお住まいの方は、明るいうちに避難所や頼れる親戚・知人の家など、安全な場所に避難するようにしてください。

大雨が発生 とるべき対応は

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大雨の時は、安全を確保するために以下の点に注意してください。

① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。

⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。

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