「松原聖弥のトレードでの西武移籍（若林楽人との交換）にも驚きはなかった。若手は誰が移籍候補になってもおかしくない。また梶谷隆幸のようなベテランは崖っぷちに立たされている」（在京テレビ局スポーツ担当）

　松原は一時期「背番号9」を背負いレギュラー定着も期待されたが、近年は伸びチームでの立場も危うくなっていた。また、2020年オフにFA加入した梶谷も契約最終年の今シーズンのパフォーマンス次第で先行きはわからない。

「阿部監督の考えだろうが、これこそプロだと思う。梶谷だけでなく実績がある他の選手も今後はどうなるかわからない。必死に野球へ取り組んで結果を残し続ける。巨人の黄金期復活に最も必要なことだと思う」（巨人OB）

　ペナントレースを勝ち抜くためには「勝利への執念」は欠かせない。今季のセ・リーグは混戦が続き、どの球団にも優勝の可能性がある。阿部監督がチームに持ち込んだ結果主義と熾烈な競争。シーズンでの戦いももちろんだが、阿部監督の1年目が終わったオフには“大ナタ”が振るわれる予感もする。

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