ハードロックというと世間的にはマッチョなイメージがある中で、アルフィーは歌詞もドラマチックですし、お三方とも上品で、女性ファンが多いのも納得します。それぞれが個性的で自由なところにも憧れました。
アルフィーの魅力は、音楽性が時代によって変化していっている部分だと思います。フォークから始まりハードロックでブレイクし、プログレっぽい時期もあり、アルバムごとに曲が多様。音楽に対してオープンで、時代の音を求めつつ、一聴してアルフィーだとわかるサウンドを確立して、維持しているところが素晴らしいですね。
今年はデビュー50周年ということですが、コンサートを見ると本当にパワフルなんですよね。お三方がライブを楽しんでいらっしゃる様子に、とても元気づけられました。武道館で宙を舞う高見沢さんには、度肝を抜かれました。(談話)
※AERA 2024年7月8日号