■若い頃は取っつきにくかった

 2拠点生活の影響もあるのか、最近の松山・小雪夫妻は「変わった」と証言するのは女性週刊誌の芸能担当記者だ。

「かつての松山ケンイチはシャイというか、真面目過ぎてサービス精神がないイメージでした。インタビューや囲み会見でも当たり障りのないことしか言わず、記者泣かせで塩対応の印象だったのですが、最近は対応もずいぶん良くなっています。また、それ以上に変わったのが小雪でしょう。独身時代はいかにもプライドが高く、お高く止まっている感じでしたが、松山との結婚後はずいぶん丸くなり、マスコミ対応もかなり良くなりました。2人とも若い頃は取っつきにくいイメージがありましたが、実は意外に芸能界に染まらないように気を張って生きていたのかもしれません。今、そうした変化が視聴者にも伝わり、好感につながっているように思います」

 芸能評論家の三杉武氏は、2人についてこう述べる。

「2009年の映画『カムイ外伝』での共演をキッカケに交際をスタートさせましたが、松山さんは当時24歳と若く、小雪さんは8歳年上だったので、一部では『どうせ長続きしないだろう』と見る向きもありました。しかし、2011年に結婚して3人のお子さんを授かり、今ではおしどり夫婦として有名です。モデルや女優として活躍し、都会的なイメージもあった小雪さんの田舎暮らしを意外に思う人もいるかもしれませんが、独身時代から美容や健康への意識が高く、食事にも気を配っていたようですし、現在のような生活は合っているのかもしれませんね。もともと、小雪さんのライフスタイルに憧れを抱く同世代の女性は多かったのですが、コロナ禍でこれまで以上に多様な生活様式への関心が高まっています。そんな中、2人の存在は私生活も含めて今後ますます注目を集めるのではないでしょうか」

 今年は「大河への道」「川っぺりムコリッタ」と出演映画が続々と公開予定の松山。2拠点生活を実践し、公私ともに充実している松山の才能がより開花する1年になるかもしれない。(高梨歩)

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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