「病気になった以上は、嫌でも頑張らなくちゃいけない。だから、今のあなたはもう十分頑張っているよねって、そう伝えたいんです。一人でがまんする必要なんてなくって、つらかったらつらいって、私のブログでよかったら吐き出してほしいと思っています」
がんの公表から8カ月。もう泣かなくなり、過去の出来事を笑いながら振り返るが、それでも人生は地続きだ。世界が完全に変わったわけではなく、気持ちが行きつ戻りつしながらの日常を過ごす。
「昔に戻らないように、なんとか踏みとどまれるようにはなれました。それが今の私。でも、ありのままでいいよねって思っています」
病気とともに今を生きる立花さん。一歩ずつ進んだ後には、立花さんにしか作ることができない道ができているだろう。
(國府田英之)