2008年、沢田研二が還暦を迎えたときに行われたライブ「人間60年・ジュリー祭り」。全80曲を歌い上げた。そして、76歳の現在も精力的にライブを続けている
この記事の写真をすべて見る

 6月25日は、沢田研二の76歳の誕生日。AERA dot.編集部では沢田研二の「後世に残したい『究極の一曲』」についてアンケートを実施したが、そこにはファンのアツい声が数多く寄せられた。それぞれの「一曲」に向けられたファンの熱意をお届けする(アンケートは6月12~23日、AERA dot.の記事や公式SNSアカウントで実施し、1346人から回答があった)。

【写真】すごい色気…やはりジュリーは「別格」

*   *   *

【10位 ダーリング】

 10位「ダーリング」(1978年5月21日リリース/作詞:阿久悠 作曲:大野克夫 編曲:船山基紀)は、「勝手にしやがれ」以来5曲目となる、オリコン週間チャートで1位を獲得した曲。
 

ジュリーの色気、歌唱力にしびれます。歌のように言われたいです(泣)」(50代・女性)

「ダーリングはジュリーしか歌えないジュリーならではの歌。指をなめて、“君はぼくのもの”と差し出すジュリーの人差し指に、すべての女性が一瞬に心奪われた。誰がカバーしてもジュリー以外には歌えない曲。指輪を舐めるパーフォーマンスもジュリーしか許されないもの!!!」(60代・女性)

「これだけストレートに情熱的な愛の告白を歌った曲は他に無いんじゃないかな? でも沢田研二の数多くのヒット曲の中から一曲を選べなんて酷だよ! タイガース時代から名曲ばかり今でも歌詞を忘れずスラスラ歌えるのは沢田研二ぐらい! 近年の再評価を嬉しく思います。時代が経って世代が代わっても良いものは残りますよね!」(60代・男性)   

「心の中のでいつも歌ってます。鼻歌もたまにあります」(60代・男性)
 

【9位 ス・ト・リ・ッ・パ・ー】

「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」 撮影/写真映像部・高野楓菜 協力/歌謡曲BAR スポットライト 新橋 

 9位は「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」(1981年9月21日リリース/作詞:三浦徳子 作曲:沢田研二)。
 

「イギリスのロックサウンドが当時は、最高でした」(50代・男性)

「キレの良いリズム、そして歌詞がいかにも沢田研二らしいです。そして、沢田も私たちも歳を得て素直な裸の自分が剥き出しになってくることへの怖れと畏れを感じる世代となったから」(70代・男性)

「他の人がカバーしても沢田さんでないとと思う」(50代・女性)
 

次のページ
いま聴いても古くない!