謝罪を「行脚」までする必要はあったか
実際、水卜アナの涙の謝罪行脚に対してはネット上でも同情的な意見は少なくない。前述のような局内の声が事実なら、日テレの狙いは功を奏したのかもしれないが、同局の局員は否定的だ。
「さすがに水卜アナの人事と今年の“24時間テレビ対策”とは直接的な関係はないと思いますよ。もちろん、水卜アナの異例の出世の要因として『24時間テレビ』への貢献度も加味されているでしょうし、そういう意味ではまったく無関係とは言い切れませんが」
そのうえで、水卜アナの涙の謝罪に対してはこう話す。
「昨年1月にTBSの安住紳一郎アナが『THE TIME,』で自局の局員が覚せい剤を使用した疑いで逮捕されたことを謝罪しましたが、局の人気アナが出演番組で“局を代表して”不祥事を謝罪するケースは少なくありません。その点でも、今回の水卜アナの謝罪自体がそこまで異例だとは思いません。涙を流したのも番組に対する熱い思いや感情が出てしまった結果でしょう。ただ、番組をまたいでまで謝罪を“行脚”する必要があったのか、それに関しては少しやり過ぎな感もありましたけどね」
水卜アナは今年も「24時間テレビ」を救うのだろうか。
(立花茂)