2つめの理由は、余裕資金がないと、勝負どころで勝負できないことです。
基本的に、株式投資のチャンスは年に数回と思ってください。このタイミングで投資ができないと、大きく資産を伸ばすことができません。私は6億円の資産を持っていますが、そのうち約4億円は余裕資金、つまりキャッシュポジションです。株式や投資信託などのリスク資産は、1億弱にすぎません。
第7位 つねに相場を張っている
初心者は「つねに相場を張りがち」です。儲けようと思いすぎると、つねに売買をしていないともったいない気分になるのです。とくに、たまたまビギナーズラックを引き当てた人は舞い上がってしまい、自分は市場をコントロールできると思いがちです。
株式投資は、自分(の欲)との戦いです。欲というのは、放っておくとどんどんふくらんでいきます。それをどう抑えるか、どうコントロールするか。株式投資において、きわめて重要なポイントです。欲に負けて、つねに相場を張っていると、高値づかみをしてしまうことにつながります。「今、買わないと損だ」という儲け損なうという恐怖に負けてしまっているのです。
「休むも相場」
こんな相場格言もあります。株式投資には買いと売りのどちらかしかないと考えるのは間違いで、休むことも大切であるという意味です。買う、売る、休む。この3つのバランスを意識するようにしてください。
第6位 自分の勝ちパターンを知らない
自分なりの勝ちパターンがあるかどうかは、初心者と中級者以上を分ける大きな違いです。勝ちパターンを知らずに、なんとなくで投資をしていては、勝率は上がりません。
では、勝ちパターンはどうすれば身につくのでしょうか。
重要なのは、売買をしたら必ず「振り返り」の時間を持つことです。成功したならどこがよかったのか、失敗したならどこが悪かったのか。自分なりに分析して、改善につなげるのです。