少し休まないと… イラスト/ヤギワタル 『日本株で新NISA完全勝利』より
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 新NISAを始めるにあたって、注意すべきことがある。投資で大きくつまづく人には、決してやってはいけないことをやってしまっているケースがままあるという。投資歴25年の個人投資家・上岡正明氏の著書『日本株で新NISA完全勝利』(アスコム)から、失敗する人に共通した特徴の数々を紹介する。

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 投資を始めるなら絶対に覚えておきたい「株で失敗する人の特徴」ワースト9をお伝えしていきたいと思います。重要な原理原則ですので、改めて心に刻んでもらえたらと思います。

第9位 いきなり大金を投じる

 初心者の方は、少額から始めるようにしてください。手もとの資金が100万円なら、いきなり100万円を投資してはいけません。失敗したときに、資金面においてもメンタル面においても立ち直れなくなります。

 株式投資で初心者が勝てるようになる、いちばんのポイントはなんだかわかりますか? それは、相場に長くいつづけることです。スポーツと同じです。私はテニスやボクシングをやっていますが、長くやればやるほど上達しますし、勘どころもわかってきます。

 ですから、初心者の方は、相場に長くいつづけること、死なないことを、まずは目指すようにしてください。そのためには、少額から始めること、少額で練習することが重要です。
 

第8位 余裕資金を残さない

 いきなり大金を投じてはいけない、とお伝えしました。それと少し重なる部分があるのですが、余裕資金を残さないのも、勝てない投資家の特徴です。

 資金が少ないころは、つい株式投資にフルベットしてしまいがちです。しかしそんなときでも、キャッシュ(現金)を手もとに置いておくことが、資金面においてもメンタル面においても大事です。

 なぜ、余裕資金を残さないといけないのか。理由は大きく2つあります。

 1つめの理由は、心の余裕がなくなることです。

 私は、株式投資は心理戦だと思っています。この心理戦に勝つためにもっとも重要なことは、余裕資金を持って、心に余裕を持つことです。心に余裕がないと焦ってしまい、上級者でも誤った判断をしてしまうことがよくあるからです。余裕資金は、心の余裕に直結しているのです。

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上岡正明

上岡正明

(かみおか・まさあき)/1975年生まれ。27歳のとき株式会社フロンティアコンサルティングを設立。これまでに200社以上のブランド構築を行う。一方で、元手200万円でスタートした株式投資では投資歴25年で資産6億円に到達。「チャオ!」の挨拶から始まるYouTubeチャンネルは登録者数26万人に上る。

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