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Xシリーズ用初のテレコンバーター
テレコンバーターはレンズとボディーの間に装着することでレンズの焦点距離を伸ばすアクセサリーだ。今回の製品は、焦点距離を1.4倍に拡大する。現時点で対応するXF50-140mmF2.8 R LM OIS WR装着時には70~196mm(35mm判換算で107~299mm相当の画角)の超望遠ズームとして使える。露光倍数は2倍なので、開放F値はF4相当になる。
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WRと組み合わせて使うことはあらかじめ考慮されており、このため性能面に関しては信頼のおけるものだ。ただし、マスターレンズに大きく入り込む設計なので、ほとんどのレンズには取りつけることすらできない。今後対応レンズが増えたとしても、限られた望遠レンズのみになるだろう。オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROとED 300mm F4 PRO(開発発表のみ未発売)専用の、M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14と用途的にはよく似たコンセプトの製品だ。ミラーレス機用のテレコンバーターは汎用のものを作るのは現時点では難しいようだが、今後はぜひ挑戦してもらいたい。
デザイン
130gと小型・軽量だが、3群7枚構成と贅沢な仕様だ。装着時にも存在が気にならずレンズとの一体感が得られるのはいい
使用感・操作感
装着すると開放F4になるが、電子ビューファインダーでは明るさには変化がないから違和感なく撮影できる。これもミラーレス機のメリット。AF動作、速度も変化を感じない
描写性
焦点距離のみならずレンズの収差をも拡大してしまうのがテレコンバーターだが、この組み合わせでは開放から変化を感じない。もちろんマスターレンズが高性能ということもあるのだろう
◆ 赤城耕一
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●焦点距離・F値:主レンズの1.4倍。1段暗くなる●レンズ構成:3群7枚●最短撮影距離:主レンズとほぼ同等●最大撮影倍率:主レンズの1.4倍 ●対応レンズ:XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR(現在)●大きさ・重さ:Φ58×15mm・130g●価格:オープン(実売5万8860円)