まろ(左) おひとりプロデューサー。Instagram「おひとりさま。」は、マンガ『おひとりさまホテル』の原案。登場人物のモデルにもなっている
マキヒロチ(右) マンガ家。『おひとりさまホテル』作者。第46回小学館新人コミック大賞で入選。自身もホテル好きで、さまざまなホテルに滞在
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 Instagramでひとり時間の過ごし方を提案するメディア「おひとりさま。」を運営する「おひとりプロデューサー」のまろさんは、1年365日のうち、実に250日をホテルに泊まるという、ひとりホテルステイの達人。そのまろさんが6月7日、初の著書となる『おひとりホテルガイド』を出版した。本には、まろさんのひとりホテルステイが原案で、現在4巻が好評発売中のマンガ『おひとりさまホテル』の作者、マキヒロチ先生との対談が収録されている。

 本の発売を記念して、まろさん、マキヒロチ先生、それぞれのひとりホテルステイに関するこだわり炸裂の対談を、まるごと公開したい。

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まろ 原案者ということで、マキ先生とどういうふうにマンガを作っているのか、読者の方によく聞かれます。

マキヒロチ ホテルを盛り上げるマンガが何かできないかなと考えていたときに、まろちゃんのインスタを見つけたことがきっかけ。素敵だなと思って、一緒にやりませんかと連絡したんだよね。

まろ マキ先生からインスタでDMが届いたときは、本当にびっくりして(笑)。その頃ちょうど、マキ先生の作品を読んでいたので、すごくご縁を感じました。こんなことがあるのか!とうれしかったですね。

マキ 『おひとりさまホテル』は趣味嗜好(しこう)がバラバラな登場人物たちが、ラグジュアリーやアート、クラシックなど自分好みのホテルを訪れる話。登場するホテルは、キャラクターが好きそうなところを私が選んでいます。まろちゃんは情報収集能力にたけていて新しいホテルもよく知っているので、いつもホテル選びの参考にさせてもらっています。

まろ 私はオタクなだけですけどね(笑)。マキ先生はホテルの過ごし方が面白いです。ツインベッドのときは、お風呂入る前と後で使うベッドを使い分けているんですよね。

マキ まず部屋に入ったときに、どっちのベッドで寝るかを決めて、そうじゃない方は、外気を吸った服でゴロゴロする用にしています(笑)。

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大きいデスクに気分爆上がり