5月27日に開かれた日本テレビの定例社長会見で、同局の水卜麻美アナウンサー(37)が、6月1日付けで「チーフスペシャリスト」に抜擢される人事が公表された。これにより、同局で最年少の管理職が誕生することになる。
水卜アナのこれまでの職位は“主任”だったが、同局関係者によると、“チーフスペシャリスト”は、過去の人事制度に照らし合わせると3階級特進の部長、もしくは局次長に相当するという。同局で通常のキャリアを積み上げた場合、この役職に到達するには、若くても40代後半から50代前半だという。
「37歳での大抜擢は、まさに出世頭です。権限でいえば、局アナへの担当番組の割り当てや労務管理をするアナウンス部長と同じです。実質的に、チーフプロデューサーよりも立場は上になり、制作サイドに対する発言権も与えられます。アナウンサーの視点から番組の演出や女性アナの扱いなどにもどんどん口を挟めることになる。当然、女性アナに対するセクハラやパワハラ案件などにはこれまで以上に厳しくなり、処分も増えるかもしれません」(日テレ関係者)
そもそも、なぜ日本テレビは水卜アナを3階級特進の“チーフスペシャリスト”に引き上げたのか。まず挙がったのは、局に対する貢献度の高さだ。
「なんと言っても好感度が抜群です。テレビ界で、水卜アナに匹敵するほど好感度が高い局アナは存在しません。オリコンが公表している『好きな女性アナウンサーランキング』では2013年から5年連続で1位をキープし、すでに殿堂入りを果たしています。当然、スポンサーからの支持も高い。加えて、明治安田生命が実施したアンケート『理想の上司ランキング』でも、8年連続で1位を記録しています。こんな女性アナはこれまでいませんでした。昨年3月に人気俳優の中村倫也(37)と“電撃婚”を発表しましたが、人気は下がるどころかうなぎ上り。まさに日テレの女神と言っても過言ではありません」(編成関係者)