「梅雨」に入ると、雨や曇りの天気の日が多くなり、時には災害をもたらすような危険な大雨が降ることもあります。ジメジメムシムシとした空気をもたらす「梅雨」とはどんなものか。「梅雨」にまつわる知っておきたい豆知識などを解説します。

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雨や曇りでぐずつく「梅雨」 期間はおよそ40日間

日本には春夏秋冬の四季がありますが、春から夏へ季節が移ろう時期に「梅雨」があります。
春から夏へ季節の変わり目に「梅雨」があるのは、性質の違う空気と空気が日本付近でぶつかり合う時期が続くためです。
本格的な夏が近づくにつれて、南から暖かく湿った空気を持つ太平洋高気圧が勢力を広げることによって、その北側のオホーツク海や日本海の冷たい空気を持つ高気圧とがぶつかり合い、勢力争いが行われます。
空気同士がぶつかることで上昇気流が発生し、日本の上空には帯状の雲が連なり、雨や曇りの日が多くなります。太平洋高気圧が勢力を増してくると、梅雨前線は北へ押し上げられて梅雨が明けて夏になります。

関東甲信地方の梅雨入りの平年日は6月7日頃、梅雨明けの平年日は7月19日頃で単純に数えると42日間です。他の地域を見ても大きな差はなく、梅雨の期間は平均でおよそ40日間、1か月半近くあります。春から夏への移行期間である「梅雨」は空気自体も「じめじめ」「ムシムシ」とした体感に変わり、他の四季とは違うその特有さゆえに「第五の季節」と捉えられることもあります。


「梅雨」の由来は黴(かび)だった?

「梅雨」という言葉は、もともとは中国が語源とされています。そもそもなぜ「梅雨(つゆ)」と呼ばれるようになったのでしょうか。これにはいくつかの説があります。まず、「梅雨」は梅の雨と書くように、梅の実が熟す頃に長雨が降ることが理由の1つとされています。

また、雨や曇りの日が多くなるように、梅雨時は湿気が多くなります。カビが生えやすくなる時期でもあることから黴(かび)の雨と書いて、「黴雨(ばいう)」と呼んだとも言われています。しかしながら、黴(かび)の雨というのではイメージが良くないため、黴の音読みである「バイ」と同じ読み方をする「梅」の文字を当てて「梅雨」とした説もあるようです。

実際に、気温が20℃から30℃くらいで、なおかつ湿度が60%以上になるとカビが生えやすい環境になりますので、家でもエアコンの除湿機能を使って湿度を下げるなど対策を行ってください。


「梅雨入り」を発表する理由

梅雨入りが発表されると、雨の降る日が多くなり天気はぐずつきやすくなります。

「梅雨入り」や「梅雨明け」を発表するのは気象庁です。
気象庁は”「梅雨」は、春から夏に移行する過程で、の前後の時期と比べて雨が多くなり、日照が少なくなる季節現象”
と定義し、
”「梅雨入り」は平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があり、時期は移り変わりの期間の概ね中日を示しています”
と定義しています。
5日間程度の移り変わり期間があるということで、この日から梅雨がスタートと言い切れるものではありません。

もともと「梅雨入り」とは防災上の観点から、大雨シーズンの到来を把握してもらい、備えていただくことが目的で発表されるようになりました。「梅雨」に入ると、雨や曇りの天気の日が多くなり、時には災害をもたらすような危険な大雨が降ることもあるため注意が必要です。「梅雨入り」が発表されたら「雨のシーズンの到来」と考えて、早めに雨の備えを行いましょう。


大雨災害のリスクを把握し雨の備えを

一言に雨と言っても、しとしとだったりザーザーだったり、降り方は様々です。短時間の大雨もあれば、長雨による大雨になる日もあります。まずは、自分の住んでいる場所には、どんな災害のリスクがあるのかを把握しておきましょう。家族で避難場所や避難経路を確認しておくことも大切です。

いざという時の非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意しておきましょう。

排水溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておくと良さそうです。
安全で、なるべく早い段階で大雨の備えを心がけましょう。また、除湿器や扇風機など、湿気対策の準備も行っておくと安心です。

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