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沖縄県では記録的な大雨となっている所があります、午前11時までの72時間降水量は宮古空港で444.0ミリとなり、2003年の統計開始以来、最も多い雨量を更新しました。沖縄県の宮古島地方や本島地方では午後も局地的に激しい雨や強い雨が降るでしょう。引き続き、土砂災害に注意を。

梅雨入り早々に記録的な大雨

21日(火)は、沖縄・奄美地方で梅雨入りの発表がありました。沖縄では平年より11日遅く、奄美では平年より9日遅い梅雨入りとなりました。

梅雨入り早々、沖縄県を中心に断続的に雨が強まり、記録的な大雨となっています。
今日23日(木)午前11時までの72時間降水量は、宮古空港で444.0ミリとなり、2003年の統計開始以来、最も多くなりました。また、宮古島では498.5ミリに達し、1977年の統計開始以来、5月として最も多くなりました。
なお、宮古島の5月1か月分の降水量の平年値は222.3ミリです。21日(火)だけでも250.0ミリの雨が降り、たった1日で5月ひと月分の降水量に匹敵する大雨が一気に降りました。その後も大雨が降り続いていることになります。

午後も局地的に雨強まる 土砂災害に注意

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今日23日(木)も、沖縄県には雨雲がかかり続け、断続的に雨が降っています。
宮古島地方や本島地方では、午後も局地的に激しい雨や強い雨が降るでしょう。これまでの大雨で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害に引き続き、十分に注意してください。

大雨が発生 とるべき対応は

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実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。

① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。

⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。