瀬戸康史、「愛」を語る　「そういう夫婦関係っていいなぁと思うし、自分たちもそうありたい」

■人生に後悔はない

――自分のペースや軸は崩さない。それでいて場にしっかりと溶け込んでいく。役者としてキャリアを積み重ねるなかで、自分を客観視できるようにもなった。

瀬戸：自分の歩んできた人生に後悔はないですね。もちろん、「失敗した」と思ったこともあります。でも、絶対に意味があったし、そのおかげで今の自分が作られていると思うので、すべてに「ありがとう」という感じです。

　昔は舞台が苦手だったんですよ。セリフを覚えて、動くことで精いっぱいだった。それこそなじめていなかったというか。でも、今はそのバランスがいい感じに取れていて、舞台が大好きです。

　これからも心がキュンとするものや参加したい作品に出ていきたい。趣味の絵も含めて、自分が興味を持った表現の仕方をどんどん探していくつもりです。

（構成／編集部・福井しほ）

※AERA　2023年4月10日号

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