半導体をめぐる情勢がこれを象徴しています。台湾のTSMC(台湾積体電路製造)の本進出を筆頭に、台湾や韓国の企業の多くが今、日本での投資を活発化させようとしています。日本政府も、投資の呼び水にと巨額の補助金を出しています。この動きは不可逆的で、今後は日本が再び東アジアの「ハブ」になり、世界の需要を吸収していくと私は見ています。

 ハイテク分野の動きはこれからです。未来を考えると、「日本は、こんなにいいのか」と思えて仕方がありません。だからこそ日本株は上がっていきます。早ければ5年後、遅くとも10年以内に日経平均は「10万円」になるでしょう。

(編集部・首藤由之)

AERA 2024年5月20日号

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首藤由之

首藤由之

ニュース週刊誌「AERA」編集委員。特定社会保険労務士、ファイナンシャル・プランナー(CFP🄬)。 リタイアメント・プランニングを中心に、年金など主に人生後半期のマネー関連の記事を執筆している。 著書に『「ねんきん定期便」活用法』『「貯まる人」「殖える人」が当たり前のようにやっている16のマネー 習慣』。

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