赤坂御用地で家族団らんのひとときを過ごす秋篠宮ご一家。「パパ」の背中に抱きつく7歳の眞子さん。「幼い時期の佳子さまは、お姉さんについて回っていた」と宮田さん=1998年、宮内庁提供

 天皇ご一家は7日、栃木県の御料牧場での静養を終えて帰京された。公務のために日々、忙しい皇族方。家族と過ごす貴重な時間に見えた「日常」の様子を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2023年9月28日に掲載された記事の再配信です。肩書や年齢等は当時のもの)。

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 天皇陛下の好物と言えば「カレー」が知られているが、昭和天皇や上皇さまなど皇室にカレー好きは多い。それは秋篠宮家でも同様らしい。天皇家と秋篠宮家で料理番を務めた宮田拓矢さんが、「食」を通じて浮かび上がる秋篠宮家の日常と宮家で作っていた特製カレーのレシピを教えてくれた。
 

「宮田さん。今日の夕ご飯は、なあに?」

 ひょいっと厨房をのぞき込んできたのは、小さな眞子さん。まだ8歳か9歳の頃だ。

「ハンバーグですよ」

 秋篠宮家料理番を務めていた宮田拓矢さんが返事をすると、眞子さんはうれしそうな表情を見せながら、礼儀正しく「ありがとうございます」とお礼を伝えた。

 眞子さんの洋服をつかみながら、うしろに隠れているのは佳子さま。学習院幼稚園に通っていたころで、姉の服を引っ張りながら後ろをついて回り、姉妹そろってよく厨房をのぞきにきていたという。
 

秋篠宮家、毎週火曜日はカレーの日

宮田拓矢さん=本人提供

 宮田さんは、在ドイツ日本大使館の公邸料理人などの経験を経て、1999年に宮内庁管理部大膳課に。香淳皇后付となったが、2000年6月に香淳皇后が逝去すると、大膳課から「派遣」される形で秋篠宮家の料理番となった。
 

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毎週火曜日がカレーの日に