茂みに潜むある動物とは?
その赤坂御用地で2012年、悠仁さまの6歳の誕生日に合わせて撮影された写真。赤い花と豊かな緑を背景に、チェックのシャツを着た悠仁さまをはさみ、姉の眞子さんと佳子さんが座っている。
実は、悠仁さまらの後ろの茂みに、ある動物が潜んでいる。写真の右下を見ると、何やら小さな動物の頭と前半身がうっすらと見えるのだ。
「マーラですね」
と、小宮さんが「正体」を教えてくれた。
マーラは、ウサギのようにも見えるが、草食のネズミの仲間。秋篠宮家で飼われていたのだという。
小宮さんは、秋篠宮さまと『日本の家畜・家禽』を共同執筆したことがあり、さらに秋篠宮さまが日本動物園水族館協会の総裁を務めることもあって、打ち合わせのために秋篠宮邸を訪ねたことがある。
秋篠宮さまは小宮さんに、こんな話をしたことがあるという。
「庭には、マーラがスタスタと歩いているんです」
さらに冗談めかした口調で、こう付け加えた。
「芝刈りもやってくれるのですよ」
実際、宮邸を訪れた人の多くが、生物に囲まれたユニークな雰囲気だと話す。秋篠宮家を知る人は、かつて筆者にこう話していた。
「大型犬や、殿下がご研究されている鶏、70センチにもなるネズミのマーラまで、さまざまな動物を飼っておられます。悠仁さまは、ぴょんぴょん跳ねるマーラと追いかけっこして遊ばれているそうですよ」
そんな環境で育ち、やんちゃな一面も見せていた悠仁さまも、現在は高校2年生になり、17歳の秋を迎えた。関心は動物にとどまらず、稲など作物の研究にまで幅を広げている。
来春には高校3年生。どんな進路を選ぶのか、世間の注目が集まっている。
(AERA dot.編集部・永井貴子)