愛子さまを見ようと「出待ち」する人たちも
「愛子さまがいらっしゃる」という情報は、すぐにキャンパスに広まったようだ。
愛子さまをひと目みようと、「入り待ち」「出待ち」をする参加者が校門付近から離れなかったため、警備の職員が「これからイベントは、ありません」と拡声器で呼びかけるほどだ。
すれ違った参加者は、愛子さまの様子をこう振り返る。
「愛子さまは聞き上手なようですね。お友だちの話に『そう、そう。そうだよね』と相づちを打ちながら、お話を盛り上げてニコニコ、ときには大笑いなさっていました」
愛子さまの姿を見つけた学習院のOBやOGらは、「キャンパスに帰ってきてくださってうれしい」と温かい表情で見守っていた。
キャンパスに「帰ってきた」愛子さまは、「オール学習院の集い」のたびに足を運んできた、公益財団法人アイメイト協会による盲導犬の体験コーナーへ。盲導犬のリードを手に持ち、目隠しをした状態でコーナーを一周した。
そして、福島県いわき市にある環境水族館「アクアマリンふくしま」の移動水族館のコーナーや合気道部の試合などを見て回ったようだった。
「オール学習院の集い」は午後4時ごろに終了したが、愛子さまが帰途についたのは1時間後の5時ごろ。馴染み深いキャンパスで、気の置けないお友だちとの休日になったようだ。
(AERA dot.編集部・永井貴子)