上皇ご夫妻に学習院大学卒業と日本赤十字社入社の報告するため、仙洞御所を訪問する愛子さま=2024年4月11日、東京都内

 4月から新社会人となった天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが14日、東京・目白の学習院大学に姿を見せた。卒業して約1か月。毎年のように足を運んできた「オール学習院の集い」で、友人たちとの休日を過ごされたようだ。

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 汗ばむほどの陽気となった14日、緑が豊かに茂る学習院大の目白キャンパスに、お友だちとおしゃべりを楽しむ愛子さまの姿があった。

 卒業式から1か月。思い出の詰まったキャンパスに、愛子さまの淡いサーモンピンクのロング丈のスカートが軽やかに揺れる。

 学習院大ではこの日、在校生だけでなく卒業生も集まる「オール学習院の集い」が開催されていた。6月並みに気温も上がり、顔を赤くする参加者も見られた。
 

 愛子さまは、4月に日本赤十字社に就職し、社会人となったばかり。成年皇族として公務との両立生活もスタートした。

 この日の午前中は、髪をひとつにまとめ、涼しげな水色のツーピースを着用して、皇居の東御苑を訪問。ユネスコの無形文化遺産にも登録されている宮内庁楽部の「雅楽」をおひとりで鑑賞した。愛子さまは眼鏡をかけて舞の細かな所作を確認し、楽部の技術指導員に熱心に質問するなどしていた。

 そして午後から訪れた「オール学習院の集い」では装いを一転。レース素材の紺のトップスとロングスカートをさわやかになびかせる。新生活での疲れも見せずにときおりスマホを手にして、キャンパス内をお友だちと楽しげに歩きまわった。
 

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「出待ち」をする人たちも