新外国人で4番として期待されるヘスス・アギラー

 西武からFA移籍した選手達の移籍初年度の成績を見ると、楽天に移籍した浅村は19年に全143試合出場で打率.263、33本塁打、92打点をマークしたが、チームは最下位に低迷。浅村が流出した西武だが、破壊力抜群の打線は健在で同年にリーグ連覇を飾っている。一方、オリックスに移籍した森は故障で離脱した影響があったが、110試合出場し、打率.294、18本塁打、63打点。攻守の軸としてチームを引っ張り、リーグ3連覇に貢献した。西武戦も打率.319、4本塁打、12打点と勝負強い打撃が光った。

 3度の本塁打王を獲得している山川だが、好不調の波が激しいことが課題だった。4年ぶりのV奪回を目指すソフトバンクでどのような活躍を見せてくれるか。西武にも意地がある両球団の対決は目が離せない注目のカードになりそうだ。

(今川秀悟)