明日18日(月)からの1週間も花粉の大量飛散が続くでしょう。ヒノキ花粉も徐々に増えてきそうです。東京では予想される飛散の半数ほどに近づき、ようやく花粉シーズンの折り返しといった所です。引き続き対策をしっかりしてお過ごしください。
雨の日の翌日は大量飛散
明日18日(月)からの1週間も花粉は大量に飛ぶでしょう。明日18日(月)は、九州から東北の太平洋側は晴れるでしょう。西日本などは雨上がりの翌日ということもあって「非常に多い」予想の所も多くなっています。お出かけの際は、マスクやメガネなど身に着けて、花粉から身を守りましょう。
明後日19日(火)以降は、気温が平年並みか低い日が多くなりそうです。近畿から九州では、少しランクは下がり、「多い」や「やや多い」でしょう。東海や関東は、花粉の飛散のピークを迎えていますので、連日のように「非常に多い」予想です。引き続き、対策はしっかりしてお過ごしください。
東京は花粉シーズンの折り返し
東京都の今シーズンのこれまでの花粉飛散の推移を、東京都アレルギー情報navi.(https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/allergy/pollen/index.html)のデータから見てみると、2月9日の飛散開始より日に日に飛散量を増やし、2月15日には100個/cm2の花粉を観測しました。2月終盤には都内全体で10000個/cm2に迫る花粉を観測した日もありました。
3月14日までの観測された花粉量と今シーズン予想されている飛散量をみると、これまでに大体45%が飛散したことになり、もう少しで折り返しを迎える見込みです。花粉症の方には、まだまだ辛い季節が続きますが、出来る限りの対策をして、過ごしていきましょう。
花粉が飛びやすい条件
花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。
① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。
② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。
③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。
花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。